いちごケーキ

オーストラリアのワーキングホリデーをした際、セカンドビザ取得のためにファームで過ごした4ヶ月間の経験をシェアします!

オーストラリアには88日間指定地域の農家で働くと通常1年間のワーキングホリデーのビザをもう一年取得できる「セカンドビザ」を取得する権利が得られます!
このため貴重な1年間のうちの3~4ヶ月を農家で過ごす人が多いんですよね!

オーストラリアにワーキングホリデーに行く方はファームの情報とっっても気になると思います!
私自身もセカンドビザのためにファームで働くかどうか、ものすごく迷いました。
迷った末にファームワークを選んで私が体験した「ストロベリーファーム」での生活をシェアしたいと思います!

今回シェアする内容は私の体験からの意見なので、もしかしたら違う意見や感想を持つ人もいるかもしれません。
ファーム全体というよりは、ストロベリーファームにフォーカスしたお話です。

先に結論を述べると、ストロベリーファームはお勧めしません!

以下私の体験記を交えてストロベリーファームについてのシェアをしていきます。

*私が滞在していた2018年5月から9月ごろの体験談です。

ファームに行くタイミング
ファームで働く人々
生活
仕事内容
SNSでの求人に注意
お給料
まとめ

ファームに行くタイミング

ファームに行くタイミングは大抵2パターン。

  • 2年間オーストラリアで過ごしたい!最初にファーム終わらせとこ!の行ったらすぐパターン
  • オーストラリアで生活してみて気に入った!もう少しここにいたい!の1年目終了の4~5ヶ月前にいくパターン

私が出会った中では圧倒的に後者が多かったです。というか入国してファームに直行は私くらいだったかも。。?

しかも私の場合は「2年間過ごしたい!」という強い気持ちは当時なく、「オーストラリアが気に入ってもう少しいたくなった時のために、後から引っ越しとかめんどくさいし最初に終わらせておこう」という特殊パターンでした。オーストラリアは私にとって二カ国目のワーキングホリデーだったため、2年目もステイするのか帰国するのか決めかねていました。そして私のような特殊パターンはお勧めしません!

主観になりますが、ファームに行くタイミングは、後半パターンの方がおすすめです。理由は以下。

  • ファームの仕事は少なからずきついので、ファームやってビザ使わないことになったらもったいない。だったら街で1年間丸々過ごしたほうが有意義
  • ビザ使わなくても思い出や経験が得られるのではと思うかもしれないが、それを上回るデメリット多数
  • 街で出会った友達などからファームについての情報が得られるので、その情報を元に探した方が安心(ネットは古い情報も多いので現地での情報収集大事です!)
  • 大好きなオーストラリアに少しでも長くいたい!という強い気持ちがあった方が辛いファーム生活も耐えられる

ストロベリーファームで働く人々

韓国人とマレーシア人が大半を占めていました。私のいたファームに限らず、ストロベリーファームはアジア系(特に韓国系)が多いと聞きます。少しの日本人と、私の滞在先ではストロベリーファームでは珍しく数人のヨーロピアンがいました。

国籍に偏りがあったので割と肩身が狭かったです。シェアハウスでファーム仲間と住んでいましたが、私以外韓国人のシェアハウスでした。運よくルームメイトは流暢に英語を話す子でしたが、全く英語を話せない人も多く、そもそもほぼ韓国人なので毎日韓国語のシャワーを浴びていました。韓国語も勉強したいという人にはストロベリーファームも悪くないかもしれません笑

生活

いちご

私が住んでいたところは陸の孤島で車がないととても不便な場所でした。1番近いスーパーは歩いて1時間。マネージャー的な人が週に1回車で買い物に連れて行ってくれたので、その時に1週間分の買い物を済ませます。

休日はストレス発散をしたかったですが気軽に出掛けられず、住宅街を散歩したり友達と筋トレしたりして過ごしました。あとはたまに韓国料理パーティーや手巻き寿司パーティーをしたり、ホームパーティーなんかもしていました。

周辺環境はあまり良くありませんでしたが家はとてもきれいでした。ただ、人が増えてくると部屋を3人でシェアし布団を並べて川の字で寝るような感じで、とても狭かったです。

ファームでの生活を半分終えた頃に引っ越しをしました。
担当だった韓国人マネージャーが英語が話せず、大事なビザや給料についての話ができないしそもそも仕事が適当。そんな彼に嫌気がさし、違うマネージャー管轄のシェアハウスに移動させてもらいました。
シェアハウス移動は大変でしたが、「引っ越せないなら辞める!」とこっちも引き下がらずになんとか引越し完了。そこでは国籍が均等なシェアハウスだったので割と楽しく生活できました。

新しいシェアハウスではイタリア料理作ったり韓国料理作ったりバースデーパーティーしたりバーベキューしたり、なんか食べることばかりですが思い出がたくさんできました!


日本人は遠慮しがちな人が多いですが、ファームでは自分の意思をしっかり持って、言いづらいことも伝えていくことが大切だと思います。3~4ヶ月をファームで過ごすのでなるべくストレスのない環境で、そして何よりビザのためにしっかりとした環境を選んでいくべきです。

仕事内容

シーズンによっても変わりますが私はピッカー(苺の収穫をする人)として働きました。苺の苗植え?も数回行いましたがそちらの方がきつかったです。

朝は4時代に起きて6時前のまだ暗いうちにはファームにいました。準備をして明るくなるのを待ちます。
朝日が登るのと同時に仕事スタートです。

そこからはひたすら手を動かして苺をつむのみ。休憩は適宜とってもいいですが、その間に他の人に苺を取られてしまい休んだ分だけ給料が下がります。そのためほとんど働きづめで、帰ってからお昼ご飯を食べます。その日の苺を全部摘み終わったら終了ですが大体13時くらいにお仕事終了です。ハイシーズンが近づくと16時ごろまで終わらない日もありました。朝日から夕日までファームで過ごします。きついです。

普段は2日働いたら1日休みのルーティーンですが、ハイシーズンは休みなしで毎日働きます。1ヶ月以上は休みなしが続いたんじゃないかと思います。ハイシーズンは普段より稼げますが、「普段よりは稼げる」というだけで全く見合った額ではないです。何度も言いますが、きついです笑

SNSでの求人に注意

FBなどでファームの求人を出している人がいますが、相手が日本人だろうと信用しない方がいいと思います。

ここで私の失敗談をシェアします!
FBで求人を出していた日本人女性と日本出国前から何度もやりとりをして、仕事があるということだったので、入国してすぐそのファームに行きました。しかし実際は仕事がなく、ルームメイトの女の子は3ヶ月前に来たものの1日も働いていないと言っていました。本当に悲しいことですが、紹介料をもらうために同じ立場の日本人を騙す人がいるのは事実です。
入国してすぐ路頭に迷い、頼る知り合いもおらず金銭的にも精神的にもとても不安になりました。
このような理由からも、オーストラリアに入国してからまずは街でファーム情報を集めた方が安心安全だと思います。

日本人に騙せれるという悲しい思いをしてほしくないので、これからファームを考えている人はどうか気をつけてください!

お給料

初めての完全歩合制でした。ストロベリーファームでは完全歩合制が多いと思います。
私のいたファームでは1トレーの値段が決められていて、摘んだトレーの分だけお給料としてもらえます。1トレーの値段は変動するのでハイシーズンで苺がたくさん取れるようになるとトレー単価が下がります。

「ストロベリーファームは女性でも稼げます」と謳われることも多いですが、ファームにはトップピッカーと呼ばれるめちゃくちゃ早いスピードで苺をピックする人たちがいます。なので私のような凡人女子が稼ぐことはできませんでした。

稼げるファームは時給で働けるファームのみだと思います。稼ぎたい人は時給ファームを探すべし!

まとめ

ファームでの生活が少しは伝わったでしょうか?

ストロベリーファームはお勧めしませんし二度とやりたくないなと思います。低賃金で奴隷のように働いた4ヶ月間でした。

ネガティブな情報ばかりですがもちろんよかった思い出もあります。ホームパーティーは楽しかったですし、ファームで出会った友達とファーム終了後にロードトリップをしたり、ファームならではの出会いや思い出もあります。

セカンドビザを取るためには必須のファームワーク。辛いものではありますが、選ぶファームによってどんな88日間になるのかは変わります。素敵なファームライフを過ごしてください!